ハーレーダビッドソンの中でもスポーツスターにありがちなのが、ニュートラルランプの不点灯。
コレが切れると、交差点で止まる度にニュートラルを確認しながらゆっくりとクラッチを離して・・・なんてやらなければいけないので、やはり不便です。
そして、ただの球切れだったらいいのですが、ニュートラルランプ不点灯の理由は他にあります。
それが、ニュートラルスイッチの不良です。
コンプレッサーとインパクトレンチが必須の作業なので、DIYで交換するにはハードルが高いですが、交換のやり方をメモ代わりに残しておきます。
ニュートラルランプ不点灯を甘くみていた
すべてはヤフーオークションから始まった!
ニュートラルランプが点灯しないという《スポーツスター》を、現車確認しないまま、ヤフオクで購入したのが、そもそもの始まりでした。
現車確認はしっかりしましょう!

この際ノーマルマフラーも交換しよう
ニュートラルスイッチとご対面するまでの道のり遠いです。
どれくらい遠いのかというと・・・
①ノーマルマフラーを取り外す
②フロントステップを取り外す
③フロントプーリーケースを取り外す
④リアアクスルを緩め、ベルトをたるませる
⑤フロントプーリーのセンターボルト(47ミリ)を外す
⑥フロントプーリーを外す
⑦ニュートラルスイッチを外す
これくらい遠いのです。。。

ノーマルマフラーを取り外しました。
排ガスを測定するO2センサーは組み替えて再利用します。

外したノーマルマフラーの重量はかなり重い。

ニュートラルランプが点かない。コレを甘くみたのがそもそも間違いだった(笑)

クランクプーリーのケースまで外れました。
ここまではDIYでも問題なくできるでしょう。
むしろ、問題はココからです。
特大の47mmソケットと、インパクトレンチが必要。道具のおかげでDIYを断念するか迷うところでした。

47mmというサイズのナットがドンっと構えております。
なんと、このためだけにソケットを購入しました。
そして、逆ネジということを忘れずにお伝えしておきますね。

クランクプーリーが無事に外れたら、ニュートラルスイッチのカプラーをラジオペンチで摘まんで外します。
ようやく念願のニュートラルスイッチとご対面!
ここまで作業が進めば、あとは簡単です。

今回取り替えたニュートラルスイッチのパーツはこちらです。
この部品の為に、どれだけの苦労をここまでしたことでしょう(笑)
プーリーナットを取り付ける際は、ネジロックの塗布をお忘れなく。
スポーツスターでは故障の事例がいくつかありましたので、もう少しメンテナンスしやすい場所にパーツを設計してくれると有り難いのですが。

純正マフラー外したついでに、社外のマフラーに交換しました。

部品交換したら、すぐに点灯確認。部品を全て組み付ける前にチェックするのは当然です。

バラした逆の手順で組み付けていき、完成です。
技術よりも工具が用意できるかの問題
全体的な作業の難易度は高くない
作業してみて気づいたことは、技術的には特別なにも難しくはないということでした。それよりも、整備する環境が整っていないと、DIYは難しいでしょう。
このためにソケットと電動インパクトレンチを導入しても、次の出番がほぼないことを考えると、コスパはどうなのとなる。
安全面を考慮すると、気軽にお願いできるバイク屋さんがある人には、バイク屋さんにお任せすることも選択肢でしょう。

こんにちは~~~~