車を買い替えるタイミングでもないし、今乗ってる車をあと2年乗ろうかな。
と軽い気持ちで車検の見積もりを出してみたら、マフラーに穴が開いていて、マフラー交換だけで10万円なんて請求がきたらどうしますか?
あなたの車がすでに10年10万キロを走破した軽自動車だったら、そこまでお金かけたくないですね。
かといって、買い替えるだけの余裕も今はない。
穴が開き、廃棄漏れしているマフラーはそのままでは車検は通りません。
この記事では、あと2年乗るための車検対策として、穴が開いたマフラーの修理について記していきます。
耐久性よりも目先の車検!
見映えよりも目先の車検!!
今回用意した工具と材料
マフラーパテ
今回は硬化剤と混ぜるタイプのマフラーパテを使用。

アルミテープ
用意はしたが、出番はなかったアルミテープ。穴をアルミテープで塞いでからマフラーパテを使用することもある。

耐熱スプレー
マフラーパテで穴を埋めたあと、見映えと錆止めを兼ねて耐熱スプレーでパテ埋めしたマフラー部分を塗装する。

耐熱布サーモ バンテージ
溶接したり穴埋めした際に、より強度を保ってくれるのが、この布耐熱さーもバンテージ。バイクのマフラーのエキパイ部にも熱遮断処理に使われる。こちらも今回は出番なし。

MIG溶接機 予想外のヒビ割れのため使用
本来、穴埋め程度では出番がなかったMIG溶接機。今回修理するマフラーが完全に割れていたため、急遽出陣。DIYの領域を超えてしまった。

穴の修理は可能。しかしそれ以上の状態だった!これでは修理不可能?

これは予想外!それ、穴じゃないです・・・
「錆びて穴が開いている」と聞いて確認してみると・・・
マフラーの《フランジ》と呼ばれる継ぎ目部分を針金でグルグル巻きにして固定している。
なんだかちょっと怪しい雰囲気を察知しつつ、針金をほどいてみてビックリ!
「コレ、穴じゃなくて割れてますね。完全に・・・」
なによりも目先の車検が最優先|耐久性は二の次。
仮止めされていた針金をすべて除去して分かったことが、フランジ部分の付け根から完全に割れてしまったマフラーだということ。
しかも、出口側ではなく中間パイプ側。
ここには一体式の触媒があり、新品部品は6~8万ほどするのだ。
取替工賃も含めると、税込みでおよそ10万円の出費です。
お客さんの車は今から13年以上前のワゴンR。
何もやらなければ6万円程度で済む車検に、さらにプラス10万円の予算を投じることは現実的ではない。
可能な限り溶接で強度を保つ
予算の都合も考慮して、今回はマフラーは取り付けた状態で溶接作業をする。
安全面だけ気を付けて、見映えよりも強度を重視して溶接していくことにした。
穴が開いているところも同時進行で溶接していく。
【検証】割れたマフラーは修理可能だったのか?
【結論】修理は可能


だが、排気音はかなり静かになった。
まとめ
錆びて開いた穴の大きさにもよりますが、2~3㎝程度であれば、マフラーパテで埋まります。
場合によってはアルミテープで穴を塞いだあとにマフラーパテで補強するような感じでもよいです。
振動によりパテが割れたり剥がれる可能性もあるので、布耐熱サーモバンテージでさらに補強するのも効果はあります。
マフラーに穴が開いて排気漏れしていると車検が通りません。
DIYで出来る修理は穴の大きさに左右されるが、車検を通すという目的は達成できるでしょう。
こんにちは~~~~